本屋のとなりは写真館

新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 の感想と、読んだ本の感想を更新しています。

『薬のいらない体は酵素がつくる!』 鶴見隆史 自分で、選んだ本でも、勧められた本でもありません。妻が、私の病後の食事のために、食品栄養素の本を選ぶときに、何かの参考になるだろうとついでに買った本でした。私は読もうと思っていませんでした。 退院後は、自分で…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第30回 「平岡」は、自分が失敗していないのに仕事を失っていました。また、最近我が子を亡くしています。その上、学歴と意欲があるのに、次の就職先は思うように見つかっていません。 「代助」は、そんな「平岡」がいらついた態度で
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病床六尺 正岡子規 病気の苦しみが表現されています。ここに病人あり。体痛みかつ弱りて身動き殆ど出来ず。頭脳乱れやすく、目うるめきて書籍新聞など読むに由なし。まして筆を執つてものを書く事は到底出来得べくもあらず。もうかうなると駄目である。絶叫。号泣。ますま
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第42回 気になっていましたが、40年ぶりなのに、なぜ「令子」が「広岡」のことを分かったのか、について書かれています。私の予想は外れて、この回では、「広岡」の髪型のせいだという「令子」の言葉が再び書かれていました。 日本
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『病床六尺』 正岡子規 この作品(日誌)の三十四で、「水難救済会」のことが書かれています。当時の団体のことで、詳しいことは分かりませんが、子規の文章からすると、難破船の救助のための民間組織のようです。 そして、当時の「赤十字」には会員が多く集まっているが
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第29回 「代助」は、兄と兄嫁が話したことを、珍しく楽しげに受け取っています。それは、自分のことを、「のらくらしているけれども実際偉い」と言っていると、甥の口を通して聞いたからでした。 人から褒められるというのは、気持ち
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第41回 「令子」は、「広岡」のことが分かった理由を、髪型が変わっていなかったから、と言いました。 私は、40年前の知り合いと、人混みの中で出会ったら、その人を見抜くことはできないでしょう。相手も、そうだと思います。クラ
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朝日新聞 折々のことば 鷲田清一 27日本人は寡栄養に強く、過栄養に弱い。    肝臓の専門医 今の私の食事上の注意は、それほど厳密なものはありません。禁止とされている食材も特にありません。要するに、消化のよいものをなるべく時間をかけて消化器の負担にならな
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第28回 過去を振り返ると、海外からの文物を有り難がって取り入れたことがいろいろとありました。食事の内容も、魚よりも肉、ごはんよりもパン、味噌汁よりも牛乳、それらが健康によいという時代に育っています。 もっと大人になって
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第40回 平日の昼間のデーパートへ行ってみて、驚きました。売り場を見歩いている人たちのほとんどが年上の女の方々でした。 午前中のスイミングクラブのプールに泳ぎに行って、驚きました。プールの中は、90パーセントは年上の女の
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TVで観た映画 『任侠ヘルパー』 監督西谷弘 脚本池上純哉ラジオ番組 NHK第1 『日曜討論 何が必要 子どもの貧困対策』 『任侠ヘルパー』は、テレビドラマでも観ました。テレビドラマで観たとき(2011年)は、娯楽ドラマとしては、高齢者の居場所の問題を取り上げ
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第39回 嫌いなことは、待たされることです。病院で待たされるのは、辛いことです。予約があるのに、その時間よりもどんどん遅れたりすると、いっそ予約などない方がよいと思ってしまいます。今の私のように、病院に慣れてくると、と
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『病床六尺』正岡子規 次のような一文からこの日の日記は、始まっています。病勢が段々進むに従つて何とも言はれぬ苦痛を感ずる。 この日の最後に近い部分では、書き出しと逆の気分になっています。この日はかかる話を聞きしために、その時まで非常に苦しみつつあつたもの
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『病床六尺』  正岡子規朝日新聞連載記事 「患者を生きる」 『病床六尺』にある正岡子規と、現代の「患者を生きる」の患者さんとの違いは、受ける医療にあります。病気についての気持ちには、共通するものが多いと思いますが、治療に関しては大きく違います。 子規は当時
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第38回 作者沢木耕太郎自身の思いでもあると思いたいくらいです。 その商店街を買い物袋を手にした女性や学校帰りの高校生たちが歩いている。 これはロサンゼルスにはない風景だな、と広岡は思った。ロサンゼルスにはというより、
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