本屋のとなりは写真館

新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 の感想と、読んだ本の感想を更新しています。

朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第70回 「広岡」が何をするつもりなのか、なかなか先が見えてきません。それによって、読者の期待がふくらみます。 蕎麦の味の表現がよい感じでした。 「佳菜子」をさりげなく「土井佳菜子」と書いていて、重要な登場人物になって…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第50回 この回で書かれている「代助」のことは、小説の登場人物というより、作者自身のことを語っているように感じました。彼の近頃の主義として、人と喧嘩するのは、人間の堕落の一範疇になっていた。人と応対している時、どうしても
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第69回 「広岡」は、自分のアメリカでの過去をどう受け止めているのでしょうか。 「進藤」の目には、チャンピオンになれず日本に戻ってきた「広岡」は、成功した人とは映っていないようです。 私には、「広岡」がボクサーとしての
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第49回 いよいよ「代助」は、身の振り方を父から迫られました。今後のための金は出してやるから、家を出て自活しろ、と言われています。今後のための資金を出す条件として、「佐川の娘」を嫁にしろ、とも迫られました。「代助」にとっ
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第48回 酒は弱いので、飲むときはかっこのよさとそのときのはやりで酒の種類を選んできました。若い頃は、ウィスキーがしゃれているような時代でした。ワインが出回ってたころは、私は既に中年で、ワインはおしゃれ過ぎました。 「代
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第68回 この回まできて、ようやく主人公のことが分かってきました。 強いボクサーであったこと。そのボクシングスタイルはファイターというよりは、スピードとテクニックが特徴だったこと。  性格面も明らかになってきました。 
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第67回 「広岡」と、不動産屋の社長の過去のつながりが分かりました。それは、お互いにとって思いがけないものでした。 私は昔の話をすることも聞くことも好きではありません。特に自身についての子どもの頃や若い頃の話は、失敗談
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第65回 家財道具を処分してきたということは、「広岡」はアメリカには戻らないのでしょうか。それとも、相当長く日本にいるつもりなのでしょうか。それとも、家財道具を持たない主義なのでしょうか。  知り合いの家財道具の処分を
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第47回 『我が輩は猫である』『坊ちゃん』『三四郎』は、読んでいましたし、内容を覚えています。『それから』も読んだはずです。『それから』は、以前に読んだときと、印象が変わってしまっています。若い頃は、気にならなかったこと
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NHK総合TV ファミリーヒストリー「星野仙一~父と母の生きざま 燃える男の原点~」『オモニ』 姜尚中『春に散る』 沢木耕太郎 星野仙一さんのお父さんが、太平洋戦争の戦災に遭ったときに、自分が指導した少年工員の面倒を見たこと、また見ず知らずの人でも自宅に泊めて
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第46回 今までの私の知識が、世間ではいつのまにか塗り替えられていたということがよくあります。変わることがないと思っていた過去の知識や常識がどんどん古いものになっていく現代で、現代の社会がどのように動いていて、どんな特徴
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第64(65)回 以前の回で、つばめが毎年巣をつくる店の老店主のことが出てきました。 この回では、近所のボクシングジムの若い選手のために、見に行くこともしないのに、試合のチケットを買ってやる不動産屋の先代の社長のことが出て
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NHKFM 世界の快適音楽セレクション 2015/5/2放送 ギター音楽特集  音楽と運動と両方のオンチなので、音楽番組でこれがよい、なんて言ってもまるで説得力はありません。そんな私ですが、この番組のこの特集は、とてもよかった。 毎週録音して、どの放送分も2~3回は聴
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第45回朝日新聞2015/6/3文芸・文化掲載 「悪」解き明かす本を 姜尚中 働きたいのだが働き口がない状態が、「平岡」のこととして描かれています。これは、現代の言い方でいうと、大手の企業を自分から辞めた人が再就職しようとしても自
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