本屋のとなりは写真館

新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 の感想と、読んだ本の感想を更新しています。

新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第125回2018/10/7 朝日新聞 鼻で笑ってしまう。 この和尚さんの言いぐさと、持ってきた二つのグラス。 そして、それを受け容れて、酔った気分になる主人公。 この大家さんと和尚さんは、世間で迷っている人を救う世…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第124回2018/10/6 朝日新聞 父の遺品を整理しているうちに、父がどんな人であったかを知りたくなり、さらに、父子関係を意識するようになった点は理解できる。 だが、亡き実の父の遺骨へ、ひ孫の誕生を報告に行くのに
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第123回2018/10/5 朝日新聞 孫のキラキラネームについての感覚は、洋一郎と共通だった。また、娘の嫁ぎ先の家についての感じ方も洋一郎がオーバーだとは思えない。 だが、今回の、ひいおじいちゃんについての感じ方は
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第122回2018/10/4 朝日新聞 平均的な死亡年齢が低い時代は、孫の誕生時に祖父が元気で生きているのは少数派だった。 今は、「おじいちゃん」というには元気で若い祖父は多くいる。洋一郎のように五十代後半で孫ができ
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第121回2018/10/3 朝日新聞 娘婿が感動しているのを、冷ややかに見ていたわりには、心の中とはいえ、軽薄ともとれるガッツポーズをする。初孫の「赤ちゃん」に「命の色」を感じているかと思えば、我が子の誕生のときの
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第120回2018/10/2 朝日新聞 洋一郎は、我が子の出産に立ち会い、素直に無邪気に感動している千隼くんのことを羨んでいると思う。それを認めたくないのだろう。 育てたり扶養したりするだけが、親と子どもの関係ではな
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第119回2018/10/1 朝日新聞 父の姿を追い求めている。初孫の出産がすごく気になる。洋一郎の気持ちは、常にこの二つのことを行き来する。 ストーリー上では、今まで知らなかった父の姿と、初孫の誕生がどう結びついて
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第118回2018/9/30 朝日新聞 母親(おばあちゃん)と娘は、娘の出産と赤ん坊を育てることで結び付いている。これは、昔もそうだったし、現代ではますます強まる結びつきだ。 父親(おじいちゃん)は、娘の出産と赤ん坊
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第117回2018/9/29 朝日新聞 我が子の出産のときに、妻の傍にいることができなかった埋め合わせを、初孫の出産でやろうというのは、虫がよすぎる。 出産と赤ん坊の世話では、なんの役にも立たないおじいちゃんは、せい
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第116回2018/9/28 朝日新聞 洋一郎の父は、一人で暮らして一人で死んでいったので、親(洋一郎にとっては祖父母)と一緒に暮らしたのは、結婚する前だけだったろう。 洋一郎自身も、独り立ちしてからは、母と義父とは
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第114回2018/9/27 朝日新聞 妻と子からは、なんとなくだが疎外されている。孫の出産に関しては、まるで役立たずの存在だ。 死んだ父の遺品整理をダラダラと続けている。父への思いは、まさにサイズの小さい死んだ父の
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第114回2018/9/26 朝日新聞 父が死ぬまでいた和泉台ハイツと、自分が施設長をやっているハーヴェスト多摩を比べている。洋一郎はそうするだろうか、感想99回と思っていた。 古いアパートと有料高齢者マンションとは、
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第113回2018/9/25 朝日新聞  姉は、父について次のように言っていた。 「思いつきでなんでもやるのよ。で、たいがい失敗しちゃうの」(1回)さらに、小学六年生の洋一郎に向かって言っていた。 「そういう性格って、
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第112回2018/9/24 朝日新聞 父についての記憶がほとんどないと、洋一郎は言う。だが、こいのぼりを飾ってくれた日の父を覚えているのだから、父についての思い出がまったくないわけではない。また、別れた父がどこかで
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第111回2018/9/23 朝日新聞 「嘘だろ‥‥」は、二回目だ。※一回目は、105回で、父の携帯に母と姉と自分が電話番号なしで登録されているのを見たとき。 今回の洋一郎のこの「嘘だろ‥‥」は、納得できない。父の携帯に
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