本屋のとなりは写真館

朝日新聞連載小説『国宝』『ディス・イズ・ザ・ディ』の毎回ごとの感想と、読んだ本の感想を更新しています。

朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第320回2017/11/25その一(予想)①この騒ぎで、喜久雄は新派を去ることになる。新派を去り、歌舞伎界に戻ることもできず、喜久雄は役者として再び窮地に陥る。 ②この騒ぎは、俊介と春江に及ぶ。特に春江の刺青が、春江を恨…
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第319回2017/11/24その一 辻村の恩を感じていたから、喜久雄は二十周年パーティーでの舞台を引き受けた。しかし、喜久雄が、辻村に対して親近感を持っていたとは思えない。それなのに、警察に踏み込まれた場で、辻村を慕って
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第317回2017/11/22 不思議と辻村へは、嫌悪感が湧かない。辻村は、裏切り者で、喜久雄を騙し続けている。また、二代目半二郎にも、苦しみを与えていた。 その反面では、興行で二代目半二郎と喜久雄を助けていた。喜久雄へは
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第316回2017/11/21  辻村は、企みを抱き、権五郎の新年会に向かった。さらしの下には、ドスではなく入念に包んだワルサーを隠し持っていただろう。そして、連れて行くのは、二代目半二郎だ。 辻村は、首尾よく企みを遂げた
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①親分権五郎が死に、喜久雄は坊ちゃんでもなんでもなくなった。おまけに立花組は、すっかり落ち目になった。②喜久雄は、歌舞伎の稽古に熱中していたが、役者として舞台に立てるかどうかもまったくわからなかった。③二人道成寺で人気を得た喜久雄だが、すぐにその人気にも
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第315回2017/11/20 私は、現代の小説をこのブログを書くようになってから読み始めた。吉田修一という作家については、名前も聞いたことがなかった。今回を読んで、俄然、吉田修一に興味が湧いてきた。 徳次、喜久雄、春江、
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第314回2017/11/19 そこに徳次は、極道育ちという自分の血に持つ、逆の意味でのプライドを喜久雄に見たのでございます。 極道の血を持つからには、力のある親分の威光を借りて、物事のかたを付けることはしない、というプラ
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第313回2017/11/18その一 徳次がやろうとしている解決の手段として思いつくことは、次の三つ。①金銭②裏の人脈③徳次の命 私に思いつくのは、これだけだが、さて‥‥その二 312回で徳次が言っていた「鷺娘(さぎむすめ)
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①辻村のパーティーへの出演を、喜久雄が受けたこと。②喜久雄のパリ公演の成功が、俊介に与える影響。併せて、松野という男のこと。 舞台は、すっかり綾乃のことになっているが、①と②が同時進行しているはずだ。 それに、加えて、③のことも疑問だ。③徳次が言った「鷺
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第312回2017/11/17 徳次の動きが小気味いい。こういう動きをして、読者に無理を感じさせない作者の人物づくりが見事だ。 綾乃を救い出し、病院へ行き、家へ連れ戻ったとしても、綾乃の問題は解決しないだろう。徳次が説得す
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朝日新聞夕刊連載小説・津村記久子作・内巻敦子画『ディス・イズ・ザ・ディ 最終節に向かう22人』第40回 第8話 また夜が明けるまで①2017/10/20あらすじ 忍と夫の和敏は、結婚する前からヴァーレ浜松を応援し、観戦に通っている。だが、二人が観戦のために浜松に出かける
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第311回2017/11/16 徳次と喜久雄には、実の親も兄弟もいない。だが、喜久雄にはマツがいるし、今は、市駒と、彰子、それに、娘の綾乃がいる。 育ての親さえいなかった徳次には女房もいない。その徳次にとって、喜久雄は坊ち
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第310回2017/11/15 喜久雄は実の父親だ。さらに、喜久雄と母、市駒が結婚をしていないことを知っている。父は、どん底の時には、母の所に来て、自分を可愛がった。マスコミが隠し子などと騒ぎ立てた時には、父は、母と自分を
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第308回2017/11/14 徳次は、ある面では喜久雄よりも浮き沈みが激しい。浮浪児から、ヤクザの部屋住み、鑑別所入り、鑑別所脱走、歌舞伎役者の家の手代見習い、北海道行き、北海道のタコ部屋から脱走、ドキュメンタリー映画に
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