本屋のとなりは写真館

朝日新聞連載小説『国宝』『ディス・イズ・ザ・ディ』の毎回ごとの感想と、読んだ本の感想を更新しています。

朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一第59回2017/3/2 列車ではしゃぐ二人の様子は、やんちゃな中学生の修学旅行のようで、私には懐かしくもある。 喜久雄は故郷を追われたヤクザの息子、徳次は鑑別所脱走の身だ。やんちゃな十五、十七の少年なのか、それとも手に負えない非行…
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一第58回2017/3/1 ストーリーの想像(予想)が、ことごとく外れる。連載のストーリー予想は、当たっても外れても楽しいが、ここまで外れると少々悔しく、恥ずかしくなる。 辻村が出て来るかもしれないとは思ったが、尾崎が絡むとは予想しな
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朝日新聞夕刊連載小説・津村記久子作・『ディス・イズ・ザ・ディ 最終節に向かう22人』第8回2017/2/24第2話 若松家ダービー③あらすじ 圭太が両親の応援するチームとは違うチームを好きになったことに、母親はがっかりしているように見えた。でも、琵琶湖トルメンタスへの
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一第57回2017/2/28 徳次が登場すると、なんだかホッとする。脱走の身であり、敵討ちに誘った男なのに、憎めない所がある。組に入ったきっかけや、野良猫に餌をやる、寺の屋根裏で手を合わせたなどの話に、人柄が出てくるのだろう。 今回での
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一第56回2017/2/27 尾崎の尻馬に乗っただけだが、宮地の大親分、なかなかの大物ぶりだ。たとえ、本心は全く別でも、これだけの演技はたいしたものだと思う。 それもそのはず、このことが表ざたになれば、どんな厄介が舞い込むか分からない。
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一第55回2017/2/26 呆然とさせられる。 尾崎が宮地に、今回の事を警察沙汰にさせないための話をするだろうとは思った。しかし、まさかこんなことを耳元で囁くなんて思わなかった。「親分さん、ここは美談にしませんか?」 これでは、尾崎は
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一第54回2017/2/25 想像(予想)51回感想その2したことの②が明らかになった。 尾崎は、喜久雄が自分を襲うかもしれないと思い、服の下に防具を付けていき、喜久雄のドスの手ごたえは尾崎の防具に当たったと想像していた。想像とは違った。
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一第53回2017/2/24 過去の事実が虚構の中に織り込まれてくる。昭和という時代を舞台にした歴史小説の雰囲気が漂ってくる。歴史上の事実といっても、国際情勢や日本の政治が取り上げられているわけではない。もっぱら、文化面だ。文化面の中で
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一第52回2017/2/23 マツは、心から喜久雄のことを心配している。しかし、喜久雄の将来を深く考えてのことではなさそうだ。立花の組員は、喜久雄が単身親分の敵を取ろうとしたことを知っているのではないか。しかし、見送りの組員は頼りになり
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26~37回 立花組組長権五郎の腹に二発の銃弾を撃ったのは、権五郎が味方と思っていた愛甲会の辻村だった。辻村が権五郎を撃った現場には、役者の花井半二郎以外には誰もいなかった。 親分亡き後の立花組を仕切ったのが、この辻村であった。殴り込みをかけた宮地組は、事件
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 ここに至るまでのストーリーで明かされていないことへ、想像が膨らむ。①尾崎が現れた夜、尾崎は春江の髪をつかみ喜久雄の顔を踏みつけた。そして、それだけで立ち去りはしなかった。教師尾崎がわざわざ深夜の盛り場に出てきたのは、喜久雄と春江に伝えたいことがあったか
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一第51回2017/2/22 旅立ちの長崎駅の風景は悲しげに描かれている。 長崎を出る喜久雄と見送るマツは、なんとも慌ただしげだ。だが、立花の組員たちは一年ぶりの晴れやかさを感じているようだ。 短いやり取りしか描かれていないが、門出の喜
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朝日新聞夕刊連載小説・津村記久子作・『ディス・イズ・ザ・ディ 最終節に向かう22人』第7回2017/2/17第2話 若松家ダービー②あらすじ 圭太が雄琴に行っていたのは、実は家族で応援していたチームとは違うチームの試合を観るためだった。若松家は、家族揃って泉大津ディア
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一第50回2017/2/21 喜久雄が敵討ちを心に決めたのは、権五郎の臨終の時と読み取れる。そうなると、周囲の皆と徳次を完全に欺いていたのだ。しかも、決行の手順については、冷静に計算している。この一年、喜久雄はじっとこの瞬間だけを待って
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一第48回2017/2/20「俺も昼まで学校行ったら、徳ちゃんと一緒に大阪にいくけん」(48回) 喜久雄は、大阪に行くものと思った。長崎にいては先が開けてこないと思った。(略)事務所から盗んできた刃渡り二十センチのドスの重みが伝わってまい
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