本屋のとなりは写真館

朝日新聞連載小説『国宝』『ディス・イズ・ザ・ディ』の毎回ごとの感想と、読んだ本の感想を更新しています。

朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第60回 他の人に話すことで、自分の思いが整理できたという経験がよくあります。結論がすぐに出ないような問題をひとりでいくら時間をかけても、考えは先に進まないものだと言っても言い過ぎではないでしょう。 ブログに読後感想を…
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第59回「強かったか、弱かったか……そう、中途半端に強かった。」 そう言っていますが、「広岡」は、プロのボクサーとして、世界チャンピオンを狙うことができるほどの実力を持っていたことが分かります。 プロボクサーとしては、
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第58回 大きなホテルに長期滞在できる経済力があり、アメリカのホテル関係の仕事をし、40年ぶりにふっと日本に帰ってきた男。その男は、なんと元ボクサーだった。 まるで、小説の主人公のような人物!
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第42回 ここまでを読んでくると、「代助」は、学者か作家を目指せばよいのではないかと思わせられます。 この回では、友人の「寺尾」という作家を目指している人が登場しました。この「寺尾」を通して、当時の文筆業を目指す人の生活
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第41回 「代助」は、「一種の恐怖に襲われた」気分になって、それが地震だったと気づく場面が出てきました。 今まで、穏やかな日常を送っていた主人公の周囲が波立ってきたようです。 このように、小説の流れをなんとはなしに感じさ
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第57回 アメリカに行ったことは1度だけですし、アメリカに住んでいた人も、身近にはいません。 20年ほど前までは、アメリカは私にとって進んだ国でした。広くて豊かで、社会の仕組みも新鮮な国という印象でした。  それが、急に
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第40回 婚活という言葉は最近の言葉です。もちろん、『それから』には出てきません。新語が必要とされるほど、現代の結婚事情が今までと違っているのだと思います。 この回では、明治時代の結婚に対する考え方が出てきました。この時
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第56回そこの「車」という小さなプレートが貼られているフックから鍵を取り手にした鍵のアンロック・ボタンを押して解錠した ミステリーの謎解き場面ではないので、どうしてここまで細かい描写が必要なのでしょうか。そして、今後の
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『オモニ』 姜尚中 食えなくて、困ったことはありません。お金がなくて困ったことはありますが、食う物もなくなったという経験をしたことはありません。私の周囲でも、めったにそういう実際を目にしません。 この小説では、食うことに困り続けた生活が描かれています。食
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第39回代助はこの事件をそれほど重くは見ていなかったのである。 こう書かれているということは、この事件がこれから「重く」なってくるのでしょう。 小さな事がきっかけで、人生が変化することはあるものです。むしろ 大きな事だと
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第40回 主人公よりは、15から20歳は年上ですが、「広岡」が感じたようなことは私にもあります。 40年前に住んでいた場所は、今の住まいと同じ市内ですが、かなり離れた場所でした。そこは、私が育った家も近所の商店街もほと
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TV番組 おぎやはぎの愛車遍歴 ゲスト落合努 ゲストの年齢が近いし、いつものゲストのようにどんどんと外車を買えるような境遇になかった人なので、特におもしろく感じました。 普通の収入の車好きには、ポルシェやフェラーリだけでなくて、フォルクスワーゲンのビートル
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第38回 文学、美術、音楽の才能に恵まれ、裕福な家柄に生まれ、健康で、自分なりの理由があって働かずに親の金で生活しているのが、「代助」です。そんな主人公が、ごく日常の金銭に関する質問で、手も足も出なくなる様子が書かれてい
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第54回 処方箋を持って、薬局へ行きました。薬局の窓口の女性の薬剤師さんとは月に1度顔を合わせます。私は、今まではそういう場合も、会話は最低限にしていました。 「最近の血圧はどうですか?」 「上が○○で、下が○○で、変
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朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第53回 大きな目標の達成のために、一日一日を無駄にしないで、計画を持って生活する。 このような時間の使い方を教えられて、また教えてもきました。 一方では、次のような考え方にも、なるほどと思わせられます。 人の人生は地
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