本屋のとなりは写真館

朝日新聞連載小説『国宝』『ディス・イズ・ザ・ディ』の毎回ごとの感想と、読んだ本の感想を更新しています。

2015年04月

朝日新聞連載小説『春に散る』第24回 「広岡」がアメリカでの手術を断った理由が分かってきました。 それは、「日本に帰ろうと思うんです。」という気持ちからでした。でも、その日本に帰りたいという思いは、懐かしさと故郷恋しさだけではないようです。どうして日本に帰…
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朝日新聞連載小説『それから』第18回 「代助」は普段は何をしているのでしょうか。 今までの回から分かることは次のようなことです。本を読む、芝居を見に行く、絵を見に行く、家で特に何もせずに過ごす、そして日常の雑事は婆さんと書生にさせています。 一方、友人の「…
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朝日新聞連載小説 『春に散る』第23回 主人公に、何か重大なことが起こっているのだろうという予想は当たりました。若い頃の心臓発作後の治療に更に本格的な手術による治療が必要なことを、医師から告げられていたのです。 「広岡」は、その手術を受けることを断っていま…
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朝日新聞連載小説 『それから』第17回 「代助」の祖父と父と伯父は、侍として生きた経験のある人物であったことが書かれていました。明治時代を生きている「代助」が、彼の祖父や父や伯父とは全く異なる考え方と感覚を持っていたことは、想像できます。それにしても、この…
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朝日新聞連載小説『春に散る』第22回 「広岡」は、40年間日本に帰っていなかったのでした。 ここまでの回では書かれていませんが、この回を読んで次のようなことを想像しました。 日本で、アマチュアボクサーとして抜群の強さを顕していた「広岡」は、プロのボクサーとし…
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朝日新聞連載小説 『それから』第16回 「代助」の縁談候補は、父の命の恩人と言ってもよい人の縁につながる女性でした。 時代は、明治ですが、「代助」の父が若い頃に起こした事件は、侍の時代のことだったのです。若い頃のこととは言え、そういう体験をもった人が明治を…
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朝日新聞連載小説 『春に散る』第21回 今回で、多くのことが分かりました。「広岡」は、ボクサーとして成功する夢を断たれ、落胆している人だと思っていました。そうではなくて、実業の世界で生きる道を見つけたようです。 そう言えば、タクシーで遠距離を来たことや泊ま…
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朝日新聞連載小説 『それから』第15回 どうやら「大助」に、縁談があるようです。しかも、縁談の相手は「大助」にとって何かつながりのある女性のようです。候補者の姓は知っている。けれども名は知らない。年齢、容貌、教育、性質に至っては全く知らない。何故その女が候…
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朝日新聞連載小説 『それから』第14回 男と女は、ものの見方、そしてものの言い方が違うと思います。私は、年々そう思うことが多くなりました。 例えば、妻と私が、これから先の夫婦の生活を考える場合にも違いが出ます。妻は、現在のいろいろな条件から出発して、先の生…
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朝日新聞連載小説 『春に散る』第20回 「広岡」がキーウェストに来た理由が分かりました。 「広岡」は、コーチしてもらいたかったトレーナーの「ペドロ・サンチェス」に、指導を断られました。それは、現役ボクサーとしてチャンピオンを目指していた「広岡」を落胆させた…
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朝日新聞連載小説 『春に散る』第19回 「広岡」は、旅先で2日目の朝を迎えました。観光名所と言ってもここでは、灯台くらいしかないようです。その灯台の階段を「広岡」は昇って行きます。 どんな観光地でも名所という場所には、何か独特の雰囲気があります。そこは由来…
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朝日新聞連載小説 『春に散る』第18回 「広岡」が倒れた原因は心臓発作でした。もう少しで手遅れになりそうな心臓発作だったことが描かれています。 心臓に深刻な病気があるということは、ボクサーを続けることはできません。ボクサーを続けるどころか、車の運転さえ危険…
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朝日新聞連載小説 『春に散る』 第17回 倒れて身動きできないでいた「広岡」は、部屋のクリーニングに来た女性に偶然発見されました。  偶然ということをあまり信じていませんでした。偶然に助かったというような経験がなかったせいだと思います。 ところが、実際に今…
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朝日新聞連載小説 『それから』第13回 「大助」と、彼の父親との話は言い争いにさえなりません。お互いの言葉がぶつかり合わないのです。 父である「長井」は、誠実と熱心が生きていく上で大切だと「大助」に説教します。 「大助」も、誠実と熱心の大切さは認めています…
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