本屋のとなりは写真館

新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 の感想と、読んだ本の感想を更新しています。

2017年12月

朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第355回2017/12/31 いきなり、一豊のバスケットボールの試合が出て来たので、その試合で、一豊が怪我をするなどの出来事が起こるかと思った。 そんな予想とは違って、丹波屋の賑やかさと、春江と幸子の活躍ぶりが、より生き…
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第353回2017/12/29 「第十四章 泡の場」の後半と「第十五章 韃靼の夢」で、新しい人物が登場した。西嶋  ・俊介の後援者 ・全国展開の居酒屋チェーンの社長 ・祇園でも遊び慣れている伊藤京之介 ・人気二枚目の立役歌…
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第回2017/12/28  極道の親分の一人息子、人気歌舞伎役者の御曹司、親も身寄りもない浮浪児、世の中では圧倒的に珍しい存在だ。 今回登場したのは、「粋な旦那衆の一人」と、その夫人、しかもその夫人は、「箱根の美術館を…
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第351回2017/12/27 決着のつかない筋書きを先送りするように、『国宝』が、新しい章「第十五章 韃靼の夢」に入った。 多くの事を先送りして、連載小説としてどうなるのだろうか?決着がついていないと、思う事を挙げてみる…
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朝日新聞夕刊連載小説・津村記久子作・内巻敦子画『ディス・イズ・ザ・ディ 最終節に向かう22人』第45回2017/12/1 第8話 また夜が明けるまで⑥あらすじ 文子は、不登校の生徒の家で、その生徒、棚野に、モルゲン土佐のクラブとしての停滞ぶりを一方的に話し続ける。そし…
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第350回2017/12/25 花やかに見えるのは、日の当たる所だけと言うが、役者という仕事はその通りだと感じる。一人のスターの陰に、報われることの少ない多くの裏方がいる。また、そのスターも観客の前に立つ時が輝くのであって…
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朝日新聞夕刊連載小説・津村記久子作・内巻敦子画『ディス・イズ・ザ・ディ 最終節に向かう22人』第44回2017/11/24第8話 また夜が明けるまで⑤あらすじ 観光の途中の会話で、広瀬先生が、「付き合っている人と一緒にモルゲン土佐を応援しているのだが、その彼が仕事で最終…
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朝日新聞夕刊連載小説・津村記久子作・内巻敦子画『ディス・イズ・ザ・ディ 最終節に向かう22人』第43回2017/11/17第8話 また夜が明けるまで④あらすじ 広瀬先生は、忍に、「明日、高知を少し案内します」と言う。忍は、この言葉に甘えることにする。ホテルのそばで車から…
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第349回2017/12/25 歌舞伎役者として、舞台で活躍することを夢見て、丹波屋に弟子入りした。役者としては、大部屋を抜け出すことはできなかったが、その性格の陽気さと気働きが利くことを買われて、付き人兼番頭として二代目…
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第348回2017/12/24 CGや特殊メイクを駆使した映画でも、あるいは、制作に時間をたっぷりとかけたアニメーションでも、こういうストーリーを迫力あるものにするのは至難の技だと思う。 それを、生の舞台で表現しようというの…
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第347回2017/12/24 いよいよ『土蜘』の幕が上がる。竹野の策略の力も借りて、劇的に歌舞伎の舞台に復活した俊介、花井半弥は、『源氏物語』を、喜久雄、三代目花井半二郎との共演で成功させた。その俊介が、万菊や喜久雄の力…
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第346回2017/12/22 重要な働きをし、人物についても詳しく語られたのに、ある場面を過ぎると一切登場しなくなる人物が何人かいた。343回感想 逆に、一度登場して何十回分も姿を見せないが、再登場した時には重要な役割を担…
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第345回2017/12/21 『阿古屋』の幕を上げるには、共演者の手配から、会場の確保まで、さまざまな制約があるに違いない。それなのに、胡弓の師匠の許しがなければ、舞台に立てないなんて普通なら考えられない。しかし、「命か…
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朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第344回2017/12/20 喜久雄と俊介は、役者としてどんな高みにたどり着き、どんな舞台を見せてくれるのであろうか、楽しみだ。 次の役に取り組む俊介の動きをみると、歌舞伎役者が役者だけでないことがよく分かる。監督、演出…
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