朝日新聞連載小説『それから』 平成27年4月3日分  学校へ行くのでもなく、職を探すのでもなく、自宅中心にただ時間を過ごす若い世代のことが、新しい現象として注目されています。そういう人たちのことを、「モラトリアム人間」と呼ぶこともあるようです。  主人公「大助」の家の書生である「門野」は、現代の見方なら「引きこもり」に近い生活を送っていた若者ということになるかもしれません。ただし、「門野」は、現代の何もしていないように見える引きこもりの人に比べると、自分のことをよくしゃべります。  この小説の時代は、不景気だったとあります。世の中、不景気になると、ただ怠けているように見える若者が出てくるのでしょうか。  それとも、好景気で、学校を卒業した若者が、ほぼ全員たちまち職に就いてしまう社会の方が、珍しいのでしょうか。 読んでいただきありがとうございます。 『それから』は、明治時代の連載と同じ分量で、現代も連載されているようです。 ストーリーの展開は、はでではありませんが、毎回の切れ目は鮮やかだと思います。 クリックしてもらえればうれしいです。にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ