朝日新聞連載小説 『春に散る』第12回 沢木耕太郎  大逆転で勝利した「ナカニシ」は、インタビューに次のように答えます。 ……九十九パーセント負けると思っていたけど、百パーセントじゃない。その一パーセントに何が起こるかわからないのがボクシングだ、と自分に言い聞かせていました。  私は、99パーセント負けると思ったら、なんとかみじめじゃないような負け方を求めるだろうと思いました。  スポーツだけではなく、勝敗がつくゲームをする場合に、自分の負けのパーセントが高いときは、それをひっくり返そうと強く思ったことがありません。  慎重で堅実だといえば、それも当てはまります。  挑戦しようという気持ちに欠けるといえば、それもおおいに当てはまります。  でも、この回を読み、これからの時間の中では、残り1パーセントの勝ち、可能性を求める心をもつのも悪くない、と思います。 クリックをお願いします。にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ