朝日新聞連載小説 『それから』第14回

 男と女は、ものの見方、そしてものの言い方が違うと思います。私は、年々そう思うことが多くなりました。
 例えば、妻と私が、これから先の夫婦の生活を考える場合にも違いが出ます。妻は、現在のいろいろな条件から出発して、先の生活設計をするスタイルです。私は、先の生活がこうなればよい、という所から考え始めます。お互いが与えられている条件は同じなので、結論はそんなには違いません。でも、出発点と、途中経過は違ってきます。


 この小説に「大助」が対等に話すことができる女性が始めて登場しました。それが、兄嫁の「梅子」です。
 親友と父親に、現在の生活について非難めいたことを言われても、全く応えなかった「大助」ですが、「梅子」には、散々言われて、弁解することもできません。
 「大助」の弱点は、女性なのでしょうか。その辺のことが、これから分かってくると思います。

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