朝日新聞連載小説 『それから』第15回

 どうやら「大助」に、縁談があるようです。しかも、縁談の相手は「大助」にとって何かつながりのある女性のようです。


候補者の姓は知っている。けれども名は知らない。年齢、容貌、教育、性質に至っては全く知らない。何故その女が候補者に立ったという因縁になるとまたよく知っている。


 漱石の文章にしては回りくどい書き方です。複雑なことをズバッと簡潔に書き表すかと思えば、このように念入りに書く場合もある、ということに気づきました。これは、この女性と「大助n」の今後に何かある、と予想できます。
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