朝日新聞連載小説 『春に散る』第28回
 目的地を観光するだけが旅の楽しみではありません。目的地までの車窓や飛行機からの風景だけが旅の楽しみではありません。ましてや、おみやげを買うことだけが楽しみであるなんて、私には理解できません。
 自宅を出て出合う物と出会う人の全てに何かを見つけることが、旅の楽しみであり、そこに旅の味があるのだと思います。

 主人公は、日本のホテルのシャワーの湯にアメリカと日本の違いを感じていることが書かれていました。さすがに、自身の感覚として、それが気のせいだろうとも書かれています。でも、そういうことに、面白味があるのだろうと思います。
 旅の場面がうまく描かれています。

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