朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第86回2015/6/27

 挿絵で「広岡」の顔が正面から描かれている。「藤原」の言葉をなるほどと思わせる絵だ。

 小説の挿絵には、読者の想像を助けて膨らませる役目と、同時に邪魔しない役目もあって、難しいものだろう。ここは、描かれている二人の角度が良く、効果を上げている。