朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第81回2015/7/27

 「代助」が散々考え抜いた末に、ある結論を出した。
 それは、父や兄嫁から勧められている結婚を承諾することだった。この結婚をすれば、「三千代」との仲は今以上に深まらなくなる。そして、今まで通り父からの援助を受け続けれる。
 この結論を実行すれば、いろいろと都合のよいことが多くなりそうだ。
 しかし、「代助」は、自分の心情を自分で踏みにじるようなことができるだろうか。