朝日新聞連載小説『門』夏目漱石第7回2015/9/29

 宗助の日曜の夕方の気分がよくわかる。
 次の休日には、あれをしようと思いながら、いざ当日になると、なかなかそれを実行できなかったことが、私にもよくあった。そして、そのことはなんとなく怠惰の証拠のように思えて、自分で認めたくなかった。そんな気持ちも含めて、終わろうとしている日曜日の気分になった。

 この夫婦と弟の様子からは、平凡で穏やかな日常が感じられる。