朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第201回2015/10/24

 シェアハウスが英語だと思っていたら、和製英語だった。だから、広岡にはピンとこなかった。今や下宿は、死語になり、シェアハウスは私でも知っている語になった。でも、間借りや下宿と、シェアハウスなるもののどこが違うのかはよく分からない。根本的には変わっていないような気もするが、どんなものか。
 
 私は、昔の仲間と共同生活することに魅力を感じない。進藤はなぜそんなに魅力を感じるのだろうか。