朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第205回2015/10/28

 不動産屋にとっては、どうにもしようのない物件に違いない。また、普通の人も、そういういわくつきの中古住宅は、いかに条件がよくても二の足を踏むだろう。
 だが、広岡のような目的にとっては、それほど問題になるものではないと思う。