NHK TV 新日本風土記

 興味のない番組だったが、興味を感じるドラマがほとんどなくなり、見るようになった。3~4か月ほど、続けて見た。
 現代の日本に、こんな風習が残っているのかと、不思議な気持ちがした。また、取り上げられる人の描き方が丁寧で、誇張がないように感じられて、好感をもった。なによりも、風景の映像が美しかった。
 しかし、だんだんにその番組作りの姿勢に飽きてきた。どの番組がつまらなかったとは言えないが、10月11月でおもしろいものは少なかった。
 映像として美しいものだけを選別している。
 取り上げる人々が、古い日本の風習を守ろうとする人か、地域に根付いて暮らしている人かに固定している。
 この二つは、この番組のねらいそのものだから、それはそれで良い。だが、あまりにその姿勢が強すぎて、美しいもの古いものと共にあるはずの風景が全てカットされているように思う。
 また、古い風習や伝統を守ろうとする人々の、一面だけを強く捉え過ぎている所にも不自然さを感じ始めた。

 日本の伝統の良い面を取り上げるテレビの番組は大切だと思う。また、良い面と美しい面を選別して映像化することがあってよいと思う。
 しかし、それに合わない所を全て消してしまうのであれば、すぐに飽きられるものになると思う。