朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第383回2016/4/28

 翔吾は、試合をする気がありそうだ。他の三人ももちろん乗り気だ。星は、相手の戦いぶりから相手の欠点を見つけるつもりだろう。
 広岡は、トレーニングの意味を翔吾に教えた。だが、他にも教えることがあると思う。それが、試合に関わって出てくるような気がする。

 どんなスポーツでも技術は進化する。今までのトレーニングの段階では、四人の昔のままの技術が今でも通用するとして描かれていた。スパーリングや試合でも、そう描くのだろうか。もし、そうだとすると疑問を感じる。