映画 ビリギャル 監督 土井裕泰

 泣いた。笑った。ただこういう感じはあまり長く残りはしないとも思った。
 
 この監督のうまい所。
 主人公が塾へ行く前の出来事を、伝聞としてあっさりと片付けた点。塾の先生が、主人公に深々と頭を下げるような演技。主人公と友人たちが遊ぶ場所の描き方。高校教師役、父親役のキャスティング。

 映画の元になった話を含めて、女子高生だから成立するのだろう。その理由を説明できない。しかし、女子高生とその文化?は、現代日本社会ではある地位を確実に占めている。

 主人公を取り巻く人々や学校がデフォルメされた現実で、主人公だけが現実離れしているというパターンをきっちりと踏んでいることが、この映画のおもしろさにつながっていると思う。だから、結末を知っていても観ることができるのだろう。