朝日新聞連載小説『春に散る』沢木耕太郎第413回2016/5/29

 ハラハラしながら読み始めた。
 すんなりと勝ちが決まるだろうか、心配だった。
 すんなりと翔吾のノックアウト勝ちだった。セコンドの三人がどれほどうれしかったか想像がつく。
 さらに、勝者の翔吾ははしゃがず余計なことを言わず、落ちついた態度だ。
 しかし、今回は佐瀬たち三人と佳菜子の喜びはまだ描かれない。果たして、この勝ち方でよかったのだろうか?

やはり、わかる人がいたのだ。隠しても仕方がない。

 広岡のこの気持ちには何が含まれているのだろう?