朝日新聞連載小説『吾輩は猫である』夏目漱石第40回2016/6/2

 苦紗弥のことは、「吾輩」が一番よく観察し、「吾輩」の視点から描かれていることが多い。この回では、細君から見た苦紗弥が描かれている。さらに、雑誌の評での苦紗弥のことも出てくる。
 「吾輩」の視点からは、苦紗弥の言動は誇張されている感じがするが、細君の視点からはそういう誇張があまり感じられない。苦紗弥の普段の言動が誇張なしに伝わってくる。