理有は、母がコレクションしていた気味の悪いぬいぐるみをきっかけとして、光也と知り合った。光也は引きこもりを、ぬいぐみを持つことによって克服した自身のことを話した。理有は、母が心筋梗塞で急死したこと、亡くなる数年前から強迫神経症のような様子を見せていたことを話した。知り合って間もないのに、二人はそれぞれの心の内を明かす関係になった。
 杏は、理有に促されてしばらく行かなかった高校へ登校する。登校途中、晴臣に会う。晴臣は、土下座せんばかりに杏に謝った。杏は、そんな晴臣を信じられず、過ちを繰り返すだろうと思いながら許してしまう。
 杏の口から、姉妹の父のことが語られ始めた。姉妹の両親は離婚をしていた。


 あらすじを書くことを意識したことはなかった。書いてみると、おもしろい。あらすじといえども読者によってみな違う。読書感想が個々に違うのと同じだ。ストーリーのどこに注目したか、どの登場人物のどこに注目したかが表れる。