晴臣は、生死の境をさまよう状態になったがそこから回復した。 ※原因はまだ明かされていない。

 酔って帰宅したママの部屋から不審な物音がした。理有と杏が、ママの部屋をのぞくと、そこは血だらけでママが倒れていた。杏は、救急車を呼ぼうと言った。が、理有は、「間に合わない。ママは死ぬ」と言い、ママの異変に二人は気づかなかったことにしようと杏を説得した。理有に盾つくことができずに、杏もママをそのままにして二人で理有の部屋に戻った。しばらくして、祖父母がマンションにやって来て、ママの部屋に入った。祖父母は、理有と杏がママの自殺に気づいていないと思い込み、ママの様子を見せずに、理有と杏をマンションから連れ出した。祖父母は、手を回してママの自殺を隠蔽し、ママの死を心筋梗塞による急死であったことにした。理有と杏が、ママの自殺に気づいていながら何もしなかったことは、二人だけの秘密になった。
※杏の回想として書かれている。※ママの死は、作中の現在からほぼ二年前(理有大学生、杏中学三年生)のできごとだった。※晴臣が入院したのは、ママの死から一年も経たないころ。