朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第104回2017/4/17

 もう登場しないのでないかと思っていた尾崎が登場した。「喜久雄の恩師」で「田舎教師」の尾崎は、ひょっとすると、裏の脇役となるのではないか。もちろん、裏の主役は、辻村だ。
 喜久雄排斥運動には、何か逆転劇が準備されているように思う。尾崎が奇策を出すか。辻村がまた登場するか。それとも、尾崎と言えば大親分の登場か。どう展開するか、楽しみ。