朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第108回2017/4/21
辻村でも出てきたかと心配したが、「福の神」が現れたようだ。この梅木社長によって、二人の役者としての今後が変わりそうだ。
今回の冒頭で、東一郎こと喜久雄の気持ちが描かれている。
(略)舞台に立つ喜久雄にしてみれば、たとえ見物が一人であろうと、その一人を足腰立たないほど魅了してやろうという思いでおりますから(略)
103回感想その2で、喜久雄は、観客のことよりも自分が舞台に立つ喜びの方が強いのではないか、と危惧を抱いた。しかし、この気持ちを読むとその危惧は的外れのようだ。
辻村でも出てきたかと心配したが、「福の神」が現れたようだ。この梅木社長によって、二人の役者としての今後が変わりそうだ。
今回の冒頭で、東一郎こと喜久雄の気持ちが描かれている。
(略)舞台に立つ喜久雄にしてみれば、たとえ見物が一人であろうと、その一人を足腰立たないほど魅了してやろうという思いでおりますから(略)
103回感想その2で、喜久雄は、観客のことよりも自分が舞台に立つ喜びの方が強いのではないか、と危惧を抱いた。しかし、この気持ちを読むとその危惧は的外れのようだ。