朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第207回2017/8/1

 不平不満を漏らすことはないが、喧嘩をすることは辞さない。喜久雄は、竹野とつかみ合いになって以来喧嘩をしていない。
 
 今のところ、「伽羅枕」に結びつくような要素を発見できない。

 いずれにしても、早く先を読みたい。