朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第230回2017/8/24

 凄い。
 この舞台、化け猫の演技に引き込まれた。

 これだけの迫力ある表現には、いくつかの要素がある。
①独特の語り。
(略)見るからにおどろおどろしく化け猫へと変身したのでございます。
②擬音語の効果。
テケテン、テケテン、テケテン。
③ここに辿り着き、次を期待させる筋立て。
 化け猫を演じているのは誰か、を予想させる筋の運びが、読者を魅了する。