俊介の復活劇とやらが進んでいると同時に、喜久雄の再生劇も進んでいると思う。喜久雄にとっての新しい要素に次のことがあげられる。
①『太陽のカラヴァッジョ』で、どんな喜久雄が撮影されたのかが描かれていない。
②「ここから這い上がんだよ。」(250回) 喜久雄の意志が明確に描かれている。
③第十章「怪猫」の最後で、彰子を登場させている。
 竹野が企画するテレビ番組とその後の騒動で、喜久雄は叩きのめされるかもしれない。しかし、喜久雄の役者としての再生の舞台の準備も進んいるに違いない。