朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第367回2018/1/13

 仲が良く皆が互いのことを思い合っている家族だ。俊介の一家がそうなっている。
 面白みがない。
 春江が、息子の進学や旦那のチケットを売る事ばかり心配しているのは春江の本当の姿ではない。
 俊介が、息子の祇園での遊びを見て、自分の若い頃の回想に耽るのも、良き父親過ぎる。