朝日新聞連載小説『国宝』吉田修一・作 束妹・画第399回2018/2/15

 我を失って、暴れて、自暴自棄になって。
 
 それでも気持ちのやり場は少しも見つからない。

 俊介を励ます言葉などあろうはずがないと感じる。