新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第93回2018/9/4 朝日新聞

 老人向けのアパートではないのに、借りる人が老人ばかりになる。このことは、私の身近ではまだ経験がない。そう感じたが、いやまてよ、と思い直した。
 アパートではないが、私たち夫婦のように戸建て住宅、しかも庭付きに住んでいるのは、圧倒的に老人夫婦と老人の一人住まいが多い。そして、古くなった公営アパートもその傾向が強いと聞く。

 一人息子を亡くした佐山夫妻第二章 あらすじのように、若者や子どもを見たくないと思えば、老人ホームに入らなくても、このような共同住宅や古い家の多い地域に住めばいいことになる。
 逆に、いろいろな年代の人と交流したいと思うと、住む地域や住居を選ばなければならない時代になった。

 川端さんのおおまかな来歴がわかった。現在の川端さんの家族はどうなって、誰と暮らしているのだろうか?