新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第113回2018/9/25 朝日新聞
 
 姉は、父について次のように言っていた。
 「思いつきでなんでもやるのよ。で、たいがい失敗しちゃうの」(1回)

さらに、小学六年生の洋一郎に向かって言っていた。

 「そういう性格って、父親から息子に一番しっかり受け継がれるんだから」(1回)

 
父から息子へ受け継がれるもの、それは、母から子どもへのそれと違う気もする。