新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第134回2018/10/18 朝日新聞

 尾崎放哉の句集を愛読する。尾崎放哉の生き方にも共鳴している。我が子が好きだった童話を何回も読む。図書館に集まる子どもたちを眺めて時間を過ごす。
 若い頃に家族にも親類にも迷惑をかけ続けた人であったとしても、この一人暮らしの老人には魅力がある。ただいい人、いいおじいちゃん、というだけでない何かがある。