新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第216回2019/1/11 朝日新聞

 父、ノブさん、石井信也の人生で、一番の理解者は、神田さんであったのかもしれない。
 洋一郎は、姉の言うような父とは別の父を求めていると思う。それは、川端さんや田辺さんが知っていた父とも違う。
 真知子さんの「西条レポート」から、金にだらしない父だけでなく、金にだらしないところはあるが、よいところもおおいにある父が見えてくることに、今の洋一郎は期待している、と感じる。