新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第329~330回2019/5/6~5/9 朝日新聞

 小雪さんに会い、佐山夫妻に起こった出来事を聞き、洋一郎の気持ちが変化してきた。
 孫の遼星への思いも一段と深まった。
 そして、ようやく母に、実の父の死を告げる決心がついた。
 ずいぶんと回りくどい、と感じると同時に理屈ではない自然な感覚が芽生えたとも感じる。