新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第384回2019/7/2 朝日新聞

 姉は、スッキリしただろう。姉の、父への今までの悪口も、また亡き父との今の別れ方も、筋が通っている。要するに感情のままで、自分の都合だけだ。遺骨の葬り方、墓を受け継ぐ方法などへは一切関わらない態度だ。 
 洋一郎は、それをすんなり??受け容れている。
 そして、ストーリーは棚上げになっていた後藤さんのことに戻った。
 
 小雪さんと遺骨の対面は?
 母の墓のことは?
 友人の佐山夫妻のその後は?
 真知子さんや神田さんや川端さんは相変わらず父のことに関わり続けるのか?
 それとも、これらは最後まで棚上げ‥‥