新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第385回2019/7/3 朝日新聞

 今日の夏子は、ゴシップ好きで、スキャンダルに興味津々の主婦に描かれている。
 洋一郎の父の四十九日の法事に自ら進んで参列した時の夏子は、初対面の川端さんや、どう見ても変な人物の神田さんや、真知子さんについて何のうわさもしていなかった。
 洋一郎の父の法事に参列した人たちは、どう考えても普通じゃないと思う。それなのに、夏子は、神田さんのことを洋一郎に訊いてさえいなかった。
 夏子の描かれ方に納得いかない。

 洋一郎が、この先、自分の墓を建てるようなことになれば、妻の夏子は、キーパーソンになるはずなのに。
 登場人物描写に納得いかない。