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朝日新聞連載小説『国宝』の感想と、読んだ本の感想を更新しています。

カテゴリ: 国宝 あらすじ 朝日新聞連載小説

国宝 あらすじ 第十八章 孤城落日 第426(2018/4/8)~450(5/3)回 『藤娘』を舞う喜久雄の目の前に、舞台に上がってきた若い男性客が立つという事件が起こった。喜久雄はこの時に、舞台と客席にあるはずの何かが破れ落ちたという感覚にとらわれた。(第十八章) 喜久雄は…
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国宝 あらすじ 第十八章 孤城落日 第426(2018/3/14)~450(4/7)回  喜久雄は、亡くなった俊介から息子一豊(二代目花井半弥)の面倒を見ることを頼まれていた。喜久雄は、俊介に頼まれるまでもなく、一豊の後見人となることを心に決めていた。だが、俊介亡きあとの…
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国宝 あらすじ 第十七章 五代目花井白虎 第401~425回 俊介は、残った片足をも切断せねばならなかった。 両脚を失うことを突き付けられて、舞台復帰に絶望していた俊介に、「俊ぼん、旦那さん(先代白虎)はな、最後の最後まで舞台に立ってたよ」と喜久雄は言う。(第…
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国宝 あらすじ 第十六章 巨星墜つ 376(2018/1/22)~400回(2/16) 小野川万菊の通夜が行われた。 万菊は、俊介の襲名披露公演で姿を見せてからほどなく公けの場に姿を見せなくなった。姿を見せないだけでなく、身内の者も寄せ付けなくなった。 万菊は、自宅のマンシ…
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国宝 あらすじ 第十五章 韃靼の夢 第351(2017/12/27)~375(2018/1/21)回春江のこと。 春江は、同時襲名の準備で、若女将として、一豊の母として大活躍している。気がかりなのは、時々丹波屋へ顔を出す松野のことである。松野と春江のこと。 俊介は、長男豊生を自ら…
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国宝 あらすじ 326~350回 第十四章 泡の場 光源氏と空蝉などの女たちを、喜久雄と俊介が日替わりで演じるという趣向の『源氏物語』は、大成功を収める。劇評家の藤川教授は、「半二郎と半弥の二人は、それぞれの仕方で必死に歌舞伎に食らいつき、今やその歌舞伎に取り…
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国宝 あらすじ 301~325回 第十三章 Sagi Musumek 喜久雄と俊介は、『本朝廿四考』の八重垣姫で同じ月に同じ役をやり、二人ともに芸術選奨を受賞した。(第十二章) 芸術選奨を受けた直後に、俊介は『鷺娘』で世間の喝采を浴びる。竹野は、喜久雄に、俊介に対抗して斬…
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国宝 あらすじ 276~300回 第十二章 反魂香 小学生の一豊は、父俊介と共に舞台に立つようになっている。 松野は新生丹波屋に居ついてしまっている。 喜久雄が彰子の愛情を利用して、吾妻千五郎に取り入ろうとして、千五郎の逆鱗に触れてから四年ほどが経っている。喜…
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国宝 あらすじ 251~275回 第十一章 悪の華 春江と一豊は、俊介の実家で幸子や使用人たちと生活を始める。幸子の所には、相変わらずに新宗教の面々が我が物顔で出入りをしている。春江は、幸子の孫かわいさを上手に使って、この新宗教の面々を屋敷から追い出してしまう…
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国宝 あらすじ 226~250回 第十章 怪猫 三友本社から出向して、大阪のテレビ局にいる竹野は、同僚に教えられて、山陰の温泉街の見世物小屋の芝居を見に行く。そのわびしい舞台の化け猫の演技に、竹野は釘付けになる。 化け猫を演じた役者の楽屋を訪れた竹野が、目にし…
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あらすじ 201~225回 第九章 伽羅枕 白虎の借金を背負った喜久雄は、スケジュールに空きさえあれば、地方営業に向かわされている。地方営業では、土地の金持ちにも付き合わねばならないし、宴席のクラブで、踊れとまで言われる。 一方、肝心の江戸歌舞伎の舞台では、後…
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あらすじ 第176~200回 第八章 風狂無頼 四代目花井白虎と三代目花井半二郎の同時襲名披露の初日、口上の席で吐血した白虎は、救急車で運ばれ緊急入院する。診断は、糖尿病と膵臓癌の併発による余命半年というものだった。襲名披露公演は、全て中止となり、興行会社社長…
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 大阪中座で半二郎の代役を勤めた喜久雄が評判となり、その千穐楽に俊介が出奔してから三年が経っている。  俊介がいなくなった当座は、幸子と半二郎は、次のように言っていた。俊介が出奔したのは喜久雄のせいではないとわかっているが、まともにアンタの顔を観られない…
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第126~150回 第六章 曽根崎の森の道行 あらすじ 楽な儲け話があると北海道へ向かった徳次と弁天だったが、その話は全く違っていて、二人は辛い労働をさせられる。騙されたことに気づいた二人は、出発から一月後には北海道の飯場を逃げ出す。無一文の二人だったが、見ず…
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101~125回 第五章 スター誕生 あらすじ 第四章から四年近くの歳月が流れ、第五章 スター誕生は、昭和45(1970)年4月の時点になっている。 喜久雄は、花井東一郎を襲名し、京都南座で端役ながら初舞台(昭和42年喜久雄17歳)を踏んでいた。 しかし、当時は関西歌舞伎…
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