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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 の感想と、読んだ本の感想を更新しています。

カテゴリ: 重松清作 連載小説『ひこばえ』の感想

新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第回2018/11/1 朝日新聞 後藤さんは入居一時金を息子が出したという人で、羨まれるような状況の人だった。感想114回 その後藤さんは、楽で恵まれた環境で晩年を過ごすことができるというのに、うれしそうではない。 …
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第148回2018/10/31 朝日新聞 ハーヴェスト多摩は、最晩年の理想の住まいだと感じる。私には、手の届かない金額が必要だ。それなのに、今回の様子を読むと、羨ましい気持ちになれない。 どんな住居にいようが、おじいち…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第147回2018/10/30 朝日新聞 幼い洋一郎と姉がカロリーヌの物語を読んでいる。 洋一郎は、そこに母とそして父もいたことをかろうじて思い出した。洋一郎と違って、姉の宏子にはこの場面の思い出は鮮明なのではないか?…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第146回2018/10/29 朝日新聞 これからの時代では、墓の維持や仏壇を持つことは無理だと思っている。それなのに、夏子のような言われ方をすると、それでいいのかと思ってしまう。 洋一郎の姉と妻の考え方は似ている。現…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第145回2018/10/28 朝日新聞 姉は、あまりにも頑なだ。この一方的な攻撃にはなにか隠されていると思う。  憎しみと嫌悪も、死者に対しては和らぐものなのではないか。死を受け容れるとは、そういう面もあると思う。…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第144回2018/10/27 朝日新聞 姉の言っていることは、もっともだ。だが、共感ができない。 今まで、母についてのことを洋一郎は語っていない。母については、姉がもっぱら代弁している。理屈でいくと、母についてのこと…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第143回2018/10/26 朝日新聞 田辺麻美さんと姉の宏子は、似通った年代だと思う。それなのに、洋一郎の父についての印象がまるで違う。この二人は、洋一郎の父との関係が違うし、接していた間の父の年齢も違う。だが、そ…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第142回2018/10/25 朝日新聞 姉(宏子)は、次のような割り切った考え方が感じられる。①父親であっても、だめな生き方をする人なら冷たく批判したし、父の死へなんの感傷もない。②自分の子には、結婚という形式にとら…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第14回2018/10/24 朝日新聞 疑問に思っていたことが明らかになって来た。①洋一郎が母に、実の父、別れた父が死んだことを伝えないのはなぜか。②洋一郎が母に、孫(母にとってはひ孫)が生まれたことをすぐに言わない…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第140回2018/10/23 朝日新聞 姉には、洋一郎に話したことのない父についての記憶があると思う。 姉は昔、よく私に言っていた。 「洋ちゃんはずるいよ」 なにが──? 「あのひとのこと、消したよね。すごいと思う、…
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 家族が円満かどうかは、家族それぞれのつながりにかかっている。親を大切にする気持ちは、親と子の間で育まれる。家族間の問題を解決できるのは、その当事者にしかできない。 深く考えたわけではないが、上のような考え方をしてきた。でも、この小説を読んでいると、そう…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第139回2018/10/22 朝日新聞 洋一郎の「ひどい父親だったんですよ」を聞いても、麻美、陽菜母子は、全然めげない。カロリーヌおじいさんの人柄についてよっぽど自信があるのだろう。 人の善意と悪意のどちらを信じるか…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第138回2018/10/21 朝日新聞 洋一郎の父への思いは、複雑だ。「ひどい父親だったんですよ」 これは、姉の気持ちと重なる。また、この感じ方は父について周囲から聞かされていたことでもある。 私自身の記憶にはない。…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第137回2018/10/20 朝日新聞 洋一郎の父は、晩年になって、すっかり人格が変わってしまったのであろうか。私には、そうは思えない。 年を取って、若い頃の自分を悔い改めたのであれば、遺品の中に置き去り同然にした家…
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新聞連載小説『ひこばえ』重松清・作 川上和生・画 第136回2018/10/19 朝日新聞 本好きで子ども好きという人は、いる。でも、資金も人手もない所で小さいものであっても図書館を運営する時間と煩わしさを嫌がらないでやる人は、滅多にいない。和泉台文庫のような図書館が…
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