本屋のとなりは写真館

朝日新聞連載小説『国宝』『ディス・イズ・ザ・ディ』の毎回ごとの感想と、読んだ本の感想を更新しています。

カテゴリ: 本などの感想

朝日新聞記事「生き方」より「在り方」 沢木耕太郎さん「春に散る」に加筆し書籍化2017/1/26 この記事に紹介されている沢木耕太郎の言葉が、気になっていた。 『国宝』に、「彫師の辰」のことが出て来て、再び思い出した。『春に散る』と『国宝』が描いている昭和生まれの…
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朝日新聞朝刊2017/1/8我々はどこから来てどこへ向かうのかVol.8情報社会1. 記事の冒頭部分と終末の一部分を引用して、要約する。  ネットがつながった世界を、いまだかつてないほど膨大な量の情報が飛び交っている。いつの時代も人は、増え続ける情報と格闘してきた。現代…
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朝日新聞記事 シェアハウスの注意点は 2016/2/24同新聞連載小説 春に散る この記事で、ハウスの管理運営をする会社の代表の方の指摘が紹介されている。共用スペースで不機嫌な雰囲気をまき散らしたり、部屋でしゃべるスマホの声がうるさかったり、ほかの人がどう思うか、…
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 なんとなくではあるが、最近の新聞には新しいことが書かれていないと思った。私が読む新聞は、1種類だけだし、読む記事もそのほんの一部だ。だから印象も意見も一面的なものではあるが。  だいたいが、新聞は新しいできごとすなわちニュースを伝えることを主な目的とし…
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朝日新聞朝刊 耕論 戦後400年!  おおらかな性 明治に変質  下川耿史 2015/8/29それから 夏目漱石 『それから』の感想で、「不倫」について書いたら、8/29に次のような論が載っていた。1882年に妻の不倫を禁じる姦通罪が施行されました。 『それから』が発表され…
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『母 -オモニ-』姜尚中 読み終えた。 「オモニ」が自らの一生を話してくれた。それを私が聴き終えたと感じている。作者を介して文章を読んだのであるが、語ってくれたことを直接聴いたような感覚が残っている。 人の一生を知るということの価値を知らされた。しかも、…
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『母 -オモニ-』姜尚中 「オモニ」の生涯に、生物の要素を満たした人間の一生を感じた。 この世に生を受け、独り立ちしてからは食べるために必死に働き、子を生み育て、やがて死を迎える。これは全ての生物に共通する営みの要素だ。 「オモニ」の生涯にははっきりとそ…
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『母 -オモニ-』姜尚中澱みのない、張りのある大きな声は、日の当たる「成功者」としてのテソンの勢いを表しているようだった。 「姜尚中」の叔父「テソン」が登場した。 頭の良い人で、太平洋戦争前は日本軍の憲兵となった。当時の憲兵という地位は、朝鮮から日本に来…
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『オモニ』 姜尚中 食えなくて、困ったことはありません。お金がなくて困ったことはありますが、食う物もなくなったという経験をしたことはありません。私の周囲でも、めったにそういう実際を目にしません。 この小説では、食うことに困り続けた生活が描かれています。食…
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 正岡子規の『病床六尺』を読み終えました。 この作品は、明治35年(1902)に、新聞に連載されていました。今連載を読み続けている夏目漱石の『それから』は、明治42年(1909)に連載されたものが、106年ぶりに再連載されています。3月に読んだ浅田次郎の『赤猫異聞』は、…
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『病床六尺』 正岡子規 『病床六尺』が、新聞連載の百回目を迎えたことが書かれていました。私は、この文章が新聞に連載されていたことを知らずに読んでいました。「病床六尺」が百に満ちた。一日一つとすれば百日過ぎたわけで、百日の日月は極めて短いものに相違ないが、…
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朝日新聞2015/5/19 インタビュー記事 『インタビュー 歴史の巨大な曲がり角』 見田宗介 見田宗介は、インタビューに次のように答えています。近代社会は「未来の成長のために現在の生を手段化する」という生き方を人々に強いてきました。成長至上主義から脱して初めて、…
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朝日新聞2015/5/19 インタビュー記事 『インタビュー 歴史の巨大な曲がり角』 見田宗介 平成生まれの人と話す機会は多くありませんが、その機会は増えてきました。この記事で言われているように、平成生まれの人たちと、その少し前に生まれた我々の子ども世代「団塊ジュ…
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『病床六尺』 正岡子規 子規は、次のように書いています。 病気が重くなってくると、いろいろな問題が起こる。「死生」の問題は大問題だが、いったんあきらめてしまえば解決されてしまう。それよりも、大きな問題は病人の家族の問題だ。家族がどのように看護してくれるか…
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病床六尺 正岡子規 毎朝、テレビで国際ニュースを見ます。新聞を読みます。インターネットも使います。 それなのに、世界への関心が広がっているかというとなんともいえません。世界への関心どころか、国内の出来事と地域の出来事に敏感になって、それについて物事を考え…
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