本屋のとなりは写真館

朝日新聞連載小説『国宝』『ディス・イズ・ザ・ディ』の毎回ごとの感想と、読んだ本の感想を更新しています。

カテゴリ: 本の感想

『病床六尺』 正岡子規 子規は、次のように書いています。 病気が重くなってくると、いろいろな問題が起こる。「死生」の問題は大問題だが、いったんあきらめてしまえば解決されてしまう。それよりも、大きな問題は病人の家族の問題だ。家族がどのように看護してくれるか…
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病床六尺 正岡子規 毎朝、テレビで国際ニュースを見ます。新聞を読みます。インターネットも使います。 それなのに、世界への関心が広がっているかというとなんともいえません。世界への関心どころか、国内の出来事と地域の出来事に敏感になって、それについて物事を考え…
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『薬のいらない体は酵素がつくる!』 鶴見隆史 自分で、選んだ本でも、勧められた本でもありません。妻が、私の病後の食事のために、食品栄養素の本を選ぶときに、何かの参考になるだろうとついでに買った本でした。私は読もうと思っていませんでした。 退院後は、自分で…
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病床六尺 正岡子規 病気の苦しみが表現されています。ここに病人あり。体痛みかつ弱りて身動き殆ど出来ず。頭脳乱れやすく、目うるめきて書籍新聞など読むに由なし。まして筆を執つてものを書く事は到底出来得べくもあらず。もうかうなると駄目である。絶叫。号泣。ますま…
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『病床六尺』 正岡子規 この作品(日誌)の三十四で、「水難救済会」のことが書かれています。当時の団体のことで、詳しいことは分かりませんが、子規の文章からすると、難破船の救助のための民間組織のようです。 そして、当時の「赤十字」には会員が多く集まっているが…
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『病床六尺』正岡子規 次のような一文からこの日の日記は、始まっています。病勢が段々進むに従つて何とも言はれぬ苦痛を感ずる。 この日の最後に近い部分では、書き出しと逆の気分になっています。この日はかかる話を聞きしために、その時まで非常に苦しみつつあつたもの…
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『病床六尺』  正岡子規朝日新聞連載記事 「患者を生きる」 『病床六尺』にある正岡子規と、現代の「患者を生きる」の患者さんとの違いは、受ける医療にあります。病気についての気持ちには、共通するものが多いと思いますが、治療に関しては大きく違います。 子規は当時…
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 家族が買い、本棚に以前からあったのが、気になっていたので、読み始めました。上巻の半ばまでおもしろく読めました。 ある時、目次の書き方が変なのに気づき、よく見ると、文庫の3巻本でした。我が家には、上下しかありません。近所の大型書店に行きましたが、この作品…
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 『心』を読んで自分なりに「生まれることと死ぬこと」について考えてみました。普段の日常の出来事として考えてみると、この二つのことは違いがあります。 今の私の日常では、「生まれること」が身近で起こることは多くありません。一方、もう一つのことはかなり数多く起…
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 ブログは、誰かが読んでくれるから、かっこいい文章を書きたいと思ってしまいます。かっこつけたってしょうがないというのは分かっているのですけど。  この小説は、笑いを狙っているので、変でかっこわるい書き表し方がいっぱい出てきます。  「橋本」は、おかしな表現…
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『ダ・ヴィンチ』2015MAY 「特別対談 北野武×荒木経惟」  写真と映画のフィルムの良さを、北野武と荒木経惟が話していました。  フィルムは、昔のように盛んに使われることはもうないと思います。でも、フィルムカメラでの撮影、プリントと、フィルムによる映画上映…
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 今注目されているミュージシャンのことはさっぱり分かりません。テレビでも歌番組が少なくなったせいか、新しい曲や歌手のことを聞くのは、せいぜいラジオを通してです。ラジオで流れてくる新人とされる人々や、その曲もそうとうに長い間有名でないと、覚えることができな…
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(前略)いったいどこから書き始めたらよいのかと、記録係(わたし)は、だいぶ迷い、かなり頭を痛め、ない智恵をずいぶん絞った。  『吉里吉里人』を読み始めました。  小説の始めで、上のような表現があります。この小説の書き出しをどこから始めるかで、作者は、何通り…
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 『赤猫異聞』の登場人物二人のつながりが、次のように書かれていました。   語り合いながら思うた。こやつは朋輩などではない。双子同然の親友でもない。紛うかたなく私の体の一部なのだ、と。もしこやつがいなくなれば、そのときから歩むことも飯をくうこともできなく…
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 まだ入院中に、読み始めた。退院してからも、テレビやラジオしか受け付けない期間もあった。一日に何回か本を読むようになったが、一冊の本を読み継ぐということが、どうにも疲れた時期が長かった。  ようやく、『赤猫異聞』浅田次郎著を読み終えた。読んでよかった。四人…
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