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朝日新聞連載小説『国宝』『ディス・イズ・ザ・ディ』の毎回ごとの感想と、読んだ本の感想を更新しています。

カテゴリ: 夏目漱石 『それから』の感想

朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第96回2015/8/18 親子、父と息子の関係がくっきりと表現されている。子が成人し、どのような形であれ、父子の別離が近づくと父の老いが明らかになる。 「父」と「代助」の決別を避けることはできない。だが、父子の関係を妥協によって…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第95回2015/8/14 「三千代」との関係は、本心を打ち明け、彼女の覚悟も聞いた。「父」との関係も結着が付く見込みが立った。 残るは、食うための金をどうやって得るかである。 単純なようで、永遠の課題だと思う。 根本的な問いにま…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第94回2015/8/13 「代助」の何かが変わってきている。今の所は何事も起きてはいない。だが、彼の決然とした様子が伝わって来る。 今までの「代助」について考えてみると、精神と行動を二元的に捉えることが無意味に思える。 表面では…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第93回2015/8/12 友人の妻に恋することはまずい。それを相手の女性に告げたり、世間に公表するのはもっとすべきではない。 本心はどうであろうと、父の言う通りにしていれば、今後の生活に苦労することはない。結婚も形式的なものだと…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第92回2015/8/11 恋する男女の会話がここにあると感じた。 「告白する。」「サプライズで結婚を申し込む。」などの場面に、恋愛を感じることが難しい。それは、私が古い人間だからだ。 それにしても、平成時代の恋人同士よりも明治時…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第91回2015/8/10貴方が僕に復讐している間は 漱石が「復讐」と使うからには、この語の意味に符合する事があったのだろう。 私は次のように考えてみた。 「三千代の兄」が生きていた頃は、「代助」と「三千代」は互いに好意を持ってい…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第90回2015/8/7 前回の「兄」とは、誰だろうと思っていたら、「三千代の兄」であった。 慎重な表現で、読者に示されているが、次のように読み取れる。 「三千代の兄」は妹の結婚相手に「代助」を考えていた。「兄」は「三千代」へそ…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第89回2015/8/6 食うために働くことが、働くことの意義を損なってしまうことも、食うためにあくせくすることが、無価値であることもよく分かる。だが、人は生きるためには食わなければならない。 結婚という社会的な形式が男女の愛の…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第88回2015/8/5 旧来の日本の思想と道徳に束縛されることがなかった。明治の日本社会の道徳と常識に囚われることはなかった。西欧の思想をそのまま受けいれることは無理があると考えていた。 何かのために行動するということをしなけ…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第87回2015/8/4自分の行為に対して、いうべからざる汚辱の意味を感じた。 こう感じるのが当然と思える「代助」の行動だ。 彼のような境遇だから、思うように生きてくることができた。曇りのない頭脳で人間社会を見つめることができた…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第86回2015/8/3縁談を断る。   父との関係を断つことになる。   父からの援助がなくなる。   自分の将来の運命の半分を破壊することになる。縁談を受けいれる。   自分の気持ちを曲げ、父をまたごまかす必要がある。   …
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第85回2015/7/31 「代助」らしくない「代助」がいる。 平生の彼なら、縁談が本人に関係なく進むことを、予測するだろう。 兄嫁に向かって言い切った彼の言葉は、内容もタイミングも相手も全てふさわしくなかっと、と感じた。…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第84回2015/7/30 父に会えずに、兄嫁に縁談を断った。父の都合が悪かったことが、今後の成り行きに影響するような気がする。 そして、兄嫁の話から、本人に知らされずにこの縁談が進んでいることも分かった。当時としては、これは不自…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第83回2015/7/29 「決心」を行動に移した「代助」は、実家でなんだか肩透かしを食っているようだ。 普段は、父や兄嫁が真剣になって言って来ることを、「代助」がのらりくらりとやり過ごしている。その彼が今日は兄嫁ののんびりさに苛…
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朝日新聞連載小説『それから』夏目漱石第82回2015/7/28 散々考えた末に結論を出したのかと読んでいたが、違っていた。「代助」は、行動すべき結論をまだ出せずにいた。 前回まででは、「代助」は結婚が「三千代」との仲を「遮断」すると考えていたが、それは違うと考え始め…
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