シュミーデさんは、日本のことをよく知っているひとだ。私は、最近のドイツの大きな事件などひとつもわからない。
  ツェーベルクさんもその経歴からいっても、すごく魅力的だ。世界をとび回ったおばちゃん、ぜひあってみたい。
  ところで、木の上の日本人は、どうなったのか。

『白鶴亮翅』多和田葉子作溝上幾子画 新聞連載小説
 
  ここで紹介されている人たちは、一般の人の日本理解をはるかに超えている。だからといって、それが今の日本を理解しているかというとそうはいかない。海外を理解するというのは難しいものだ。
  私が、過去と今のドイツを理解しているかといわれるとまったくお寒いものである。

『白鶴亮翅』多和田葉子作溝上幾子画 新聞連載小説

 受験の話は事実に元づいていると思う。
 受験のために、名作の一部分を読む。ところがその内容の広さと深さに、その本のとりこになってしまう。その本は、国語関係のあらゆるところで役にたつ。そして、学問の基本的な考え方として、どんな教科でも関係づいてくる。
  主人公の彼女は、こういう体験を言っているのだと、おもう。

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